吉川ばんびの頭の中

20代後半の私による私のためのブログです。

歌舞伎町で出会った外国人とわたしの話

つい先日、東京へ行く用事があったので、東京在住の知人に連絡を取り、ついでに飲みに行くことになった。

 

待ち合わせ場所に指定されたのは、「ドン・キホーテ 新宿歌舞伎町店」の前。

 

歌舞伎町といえば、昼間、新宿を歩いているうちに一度迷い込んで入ってしまったくらいで、それ以外まったく行ったことがなかった。

 

ましてや、夜の歌舞伎町なんて、それはもう未知の世界でしかない。

 

きっと、北斗の拳に出てくる雑魚キャラのような、「世紀末モヒカン」に「世紀末トゲ付き肩パッド」という出で立ちの男たちがたくさんいて、「ヒャッホ~~~~~!!水だ~~~~~~~~~~!!!」とか言いながらウォッカを浴びるように飲んでいるに違いない。

 

私の知っている歌舞伎町は、そんな町だ。

 

東京駅から電車で15分ほど移動し、新宿駅についた。

 

かつて、椎名林檎が「JR新宿駅の東口を出たらそこはあたしの庭、大遊戯場・歌舞伎町」と歌っていたのを思い出し、東口に出てみるも、目の前に広がっていたのは道路と、背の高いビル郡だった。話が違う。

 

交番に入り、「あのう、歌舞伎町に行きたいんですけど……」と田舎者丸出しで聞いた私に、おまわりさんたちは優しく行き方を教えてくれた。ありがとう。

 

ドン・キホーテ 新宿歌舞伎町店に到着し、お店の前で知人が来るのを待った。

 

歌舞伎町は、思っていたよりは世紀末ではなかったが、模様の入ったマスクを目の下ギリギリまで着け、サングラスをかけて、パーカーのフードを被ったガラの悪そうな男が近づいてきて1分間くらい至近距離で顔をジロジロ観察されたときは、本当に「来るんじゃなかった」と思った。なんなの……

 

そんなこともあったものの、無事に知人と合流し、歌舞伎町のよくわからない居酒屋で2~3時間過ごした。関係ないけど、机がガタガタだった。

 

23時頃になり、そろそろ帰ろうかという話になったとき、知人が突然変なことを言い出した。

 

「お前には、ライターとしての好奇心が足りてない。新しい扉を開いてやるから付いて来い」

 

私は、合コンにも行ったことがないし、クラブにだって行ったことがない。

 

基本的に、知らない人がたくさんいるところを避けてきたからだ。

 

そんな私のことを、知人は「気持ちわるぅ……」と言った。

 

さすがに傷ついたので、知人の言うとおり、付いていってみることにした。

 

到着したのは、ゴリッゴリのアダルトグッズ専門ショップだった。

 

どのくらいゴリッゴリかと言うと、ショップの入り口に、「これでもか! ええいこれでもか!」と、卑猥なオブジェがひしめきあうように飾ってあるのだ。ここは映画「時計じかけのオレンジ」に出てくるキャットレディの部屋か~~い!!(分かる人だけ分かってください。分からない人はお母さんに聞いてね!)

 

恐る恐る、狭い入り口をくぐった。

 

―――――入り口の向こうは、不思議の街でした。

 

おびただしい数のアダルティーなグッズたちが、ところ狭しとちん列されている。

写真を貼りたかったのですが、社会的に死ぬと思うのでやめます。

 

シリコンっぽい見た目の、細長いケーブルみたいなものがあったので、何に使うのか聞いたところ尿道に差し込むやつ」という回答が返ってきてめちゃくちゃ笑いました。

 

あと、何かピカピカ光る新生姜みたいなスティックがあったんですけど、あれはなんで光るんですか?

 

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 ↑新生姜

 

物珍しい光景をしばらく楽しんでいたところ、ふと外国人の青年が横に立っているのに気がついた。

 

どこの国から来たのかはわからないが、金髪で、リュックを背負った背の高い青年だった。おそらく、外国人旅行客であろうことが推測できた。

 

青年は私に気がつき、こちらを向いた。

 

目がきらきら輝いていた。そして、まるで少年のように、屈託のない笑顔だった。

 

―――わかるぞ、青年よ。私には気持ちがよくわかる。

きっと、君もこんなところへ来たのは初めてだったんだろう。奇遇だね、私も今日が初めてなんだ―――

 

言葉を交わすことはなかったが、目が合った2人は、互いに笑顔だった。

 

そして、目の前の棚に並んでいるアダルティーなグッズを見ては、また互いに目を合わせ、へらへらと笑った。

 

「これヤバくない? これめっちゃ動いてるし光ってるけどすごくない? 日本ヤバくない?」

 

彼は、そう言いたそうな顔で、アダルティーなスティックを手に取り、写真や動画を撮り、こぼれんばかりの笑顔を私に向けてくれた。新しいおもちゃを買ってもらった子供のように、興奮しているようだった。

 

こらこら、落ち着けよ。日本だけじゃなく、君の国にも、似たようなものはきっとあるさ。

 

無邪気にはしゃぐ彼をたしなめるように、私はまた笑った。

 

彼とは残念ながらそれっきり別れたのだが、大阪に帰ってきた今でも、彼の嬉しそうなあの顔が忘れられない。

 

夜の街、歌舞伎町。

 

眠らない街、歌舞伎町。

 

眩しすぎるほどのネオンがきらめくその街は、思わぬ形で異国間交流をもたらしてくれた。

 

彼は、あの日歌舞伎町で、何を思い、何を感じ取ったのか。

 

きっと私は、歌舞伎町へ行くたび、彼のことを思い出すだろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
※意図せずまた最悪な記事になってしまいました。申し訳ございません。

 

 

 

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